「性欲は本能なんだ」と言われたことはありませんか?

こんにちは。松尾 聡子です。

「夫とセックスしたくない」という妻にとって、夫に言われて特に困惑する言葉があります。

「性欲は本能なんだ」という言葉です。

たしかに「食欲」「性欲」「睡眠欲」は人間の三大欲求と言われています。

人間の生命を維持するため、そして子孫を残すために必要なものです。

人は食べなければ死んでしまいます。

「食べるのを我慢するのがつらいように、性欲だって我慢するのは死ぬほどつらいんだ!」

そう言われると、たしかにそうです。

夫がどんなにつらいのか、自分がどんなにひどいことをしているのかを突き付けられたように感じます。

※実際は「食欲と性欲は生命維持の点からは同等としない」という考え方もありますが、今日はその点は置いておきます

食欲と性欲は、たしかに本能です。

でも、常に本能的な欲求だけで動くわけではありません。

心との関係がとても大きなことも事実です。

人が生きていく上で欠かせない「食欲」。

それでも、悩みがあったり、緊張したりしていると、食欲がなくなることはありませんか?

心が病気になると、摂食障害という形で心のSOSが現れることもあります。

「食べないと死んじゃうよ!」とどんなに周囲の人が心配しても、食べ物を受け付けなくなったり。

身体に悪いと思っても、過剰に食べ続けることがやめられなかったり。

そして、性欲にもそういう部分があるんじゃないかなと、私は思うんです。

普通ならば本能として機能するはずの「性欲」がストップしてしまうとき。

それは、性的なトラウマや、パートナーとの関係で傷ついた心が出しているSOSかもしれません。

本能はたしかに大切です。

本能の欲求を我慢するのは、つらいです。

でも、心が傷ついているときは、その本能のままに動けないこともあるんです。

食べたいけれど、食べられない。

セックスしなくちゃと思っても、できない。

そんなつらさもあることを、知っていただけるといいなと思います。

だからこそ、そんな本能の欲求にも影響を及ぼしてしまう心のSOSを聞いてあげることが大切です。

「本能だから、しなくちゃいけない」と自分を責める前に

「本能なのにできなくしてるのは、何?」ということを、考えてみませんか?

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